サクサイワマン遺跡はクスコの北西にある要塞跡。巨石を3層に積み上げて作られた堅牢な造りだ。それぞれの石には「臍(ほぞ)」を施して、ぴたりと積み上げる細工がされている。完成までには80年かかったと言われているが、実際の規模を目にすると納得できる。
毎年6月24日にサクサイワマンで「インティ・ライミ」(太陽の祭り)が行われ、インカの儀式が往時のままに復活し、生贄も捧げられる。
- ジグザグに続く壁
22回のジグザグを辿る壁は長さ360メートル。
- ピッタリ!
ピッタリと嵌る巨石。それぞれの石は臍(ほぞ)が組まれ、ピタリと嵌ってずれない。
- 3層の要塞
巨石を積み上げた壁は3層の要塞となっている。
- インティ・ライミの見物席
毎年6月24日に行われるインティ・ライミの見物席。
- 曲線
インカの遺跡のなかでも、インカ時代後期に作られた石組みにはきれいな曲線が見られる。表面だけでなく、噛み合せもバッチリ決まっている。