山本 敏晴 (著)
世界で一番いのちの短い国―シエラレオネの国境なき医師団
 タイトルを見たとき、どうしても読んでみたい気持ちに駆られました。名前を聞いたことがあるだけの国、”シエラレオネ”。どこにあるのかもわからない国で一体何が起きているのか?・・・を知りたい気持ちに駆られました。”国境のない医師団”に医師として参加した著者本人の生活や活動、また周囲の人の描写などが、明るく快活に描かれており、一気に読んでしまいました。タイトルとは裏腹に明るく前向きな表現ですが、シエラレオネとはどのような状況の国なのか、またどのような歴史背景があるのかについても良くわかりる内容でした。国際協力や海外支援というと、よくわからないODAや、生真面目なだけのイメージがありました。”国境のない医師団”についても、どんな人が参加してしているのか、まったく想像がつきませんでした。本書ではそういったわかりにくさは全くなく、そこで活動する人々の生活や人柄がわかりやすい言葉で軽快に記述されており、目に浮かぶ内容であるとともに、”国際協力”がとても身近に感じられました。
 出会ってよかった著作の一つになりました。